「ほいくのお守り」新発売
2022年4月 あいおいニッセイ同和損保より、「ほいくのお守り」という保険が新発売されました。

正式名称は「保育事業者向け『介護保険・社会福祉事業者総合保険』」です。
送迎バスでの事故等、保育事業所の危機管理に対する記事が多く報道されましたが、業務中の事故や施設管理等を補償する保険が改めて注目されています。
主な補償内容は「賠償損害」と「費用損害」に対する補償です。
①賠償損害
対人・対物事故
<例>
・保育中、職員が目を離している間に園児が遊具から落ちて負傷してしまった。
・提供した給食で食中毒が発生し、園児が入院してしまった。
・職員が園児の荷物を片付けていたところ、誤って園児のメガネを破損させてしまった。
使用不能
<例>
・園外を散歩中に園児がはぐれてしまい、踏切に立ち入ってしまった。電車との接触事故はなかったが、電車に遅延が発生し、鉄道会社から損害賠償請求された。
管理財物
<例>
・園児をベビーカーに乗せて登園。帰りの時間までベビーカーを園であずかっていたが、盗まれてしまった。
・園の行事で使うため、一時的に借りた音響機器を壊してしまった。
人格権侵害
<例>
・園児の発達障害に関することについて、ついうっかり他言したところ、プライバシーの侵害で両親から訴えられた。
経済的損害
園児に財産的損害を与えたことについて負担する法律上の損害賠償責任
②費用損害
対人見舞費用
<例>
・園児が、施設内で腕にケガをしてしまった。施設の管理責任は問われなかったものの、慣習として妥当な額の見舞金を支払った。
・園児が乳幼児突然死症候群(SIDS)により亡くなってしまった。施設の管理責任は問われなかったものの、慣習として妥当な額の見舞金を支払った。
・園児が、施設内で顔面にケガをしてしまった。施設の管理責任は問われなかったものの、慣習として妥当な額の見舞金を支払った。
事故対応費用
<例>
・施設内で複数回同様の事故が発生。再発防止のため専門家を呼んで職員に対して研修を行った。
・施設に第三者が侵入し、園児に対する傷害事件が発生。警察に届け出た後、警備員を手配する費用と他の園児等を別施設へ移送する費用を支払った。
・大型台風により避難指示が発令され、施設が浸水。備蓄品(食料等)が水浸しになり使えなくなってしまったため、被害収束後に備蓄品を再購入した。
・大型台風により避難指示が発令され、災害時の緊急対応として、休日出勤し対応にあたった職員に対し、手当を支払った。
この他オプション補償も充実しており、「1枚の保険証券で保育事業の運営をとりまくリスクをカバー」できる内容になっています。
詳細は、保険会社または取り扱い代理店にお問い合わせください。
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