レクリエーション保険とは

2022年9月3日公開

レクリエーション保険ってどんな保険?

会社やサークル、子供会、町内会等でイベントを行う際に1日単位で加入できるレクリエーション保険。

人数の制限や補償内容についてご案内します。

またよく似た保険で「イベント保険」との違いについても説明していこうと思います。

社内のバーベキュー大会イラスト
会社でのバーベキュー等

レクリエーション保険の補償内容

レクリエーション保険の補償は主に2つです。

補償1「傷害保険」

行事に参加された方が、その参加中のケガで入院・手術・通院された時、または死亡・後遺障害について給付金・保険金をお支払いするものです。

参加中とは、原則「現地に集合してから解散するまで」(いいかえると主催者の管理下にいる間)ですが、現地までの往復途上も補償できるものもあります。

補償2「賠償責任保険」

レクリエーション傷害という名前がついている商品では、傷害保険オンリーのものもありますが、大手損保が販売しているものには、この「賠償責任保険」がセットできるものが多いようです。

これは主催者・参加者が第三者(見学者など)の身体、財物に損害を与え、賠償責任を負った場合の補償です。

緊急措置費用や争訟費用なども対象になります。

補償3「その他の特約」

上記以外に「熱中症」「食中毒」等のオプションを追加して、イベントにあわせたアレンジも可能です。

保険会社ごとに微妙な違いがあるので事前に確認してください。

レクリエーション保険の注意点

20名以上のイベントであること

原則20名以上のイベントであることが必要となります。

<例>

バトミントン大会・水泳大会・ボウリング大会・ハイキング・ヨガ・ダンス大会・盆踊り・潮干狩り・見学会・バーベキュー大会・町内清掃・社内運動会・軟式野球大会・剣道大会・マラソン大会・サイクリング大会・サッカー教室(試合は除く)・日帰りのキャンプ大会・アスレチック・ボディビル大会など

一部の保険会社でそれ以下の人数でも引き受けている保険会社もありますが、数名程度の催しでは利用できないことが多いです。

宿泊を伴うものは不可

数日間にわたって、保険でカバーすることは可能ですが、宿泊を伴うものについては補償の対象外です。

通常、宿泊を伴うイベントについては、「国内旅行保険」でカバーすることが多いようです。

盆踊りイラスト
町内規模のお祭り等

イベント保険との違い

よく似た保険で「イベント保険」というものがあります。

これはコンサートや展示会、花火等、不特定多数の人があつまる大規模なイベントを対象とします。

そのためイベントが中止になった時の損失をカバーする「興行中止保険」や、施設の不備で賠償責任が発生した時にカバーする「施設賠償責任保険」等がセットできます。


このように「レクリエーション保険」は、身近な団体でのイベントで使いやすい保険です。

会社やサークルなどの活動時に是非ご検討ください。

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私がこの記事を書きました

橋田新一郎(Shinichiro Hashida)
橋田新一郎(Shinichiro Hashida)あんしん俱楽部FP
生命保険協会認定シニアライフコンサルタント
2級FP技能士
大手保険ショップにて長年経験を積み、2,000件以上のご相談を承る。
趣味は休日のスポーツと旅行。

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