保険と貯金の関係

2022年9月6日公開

生命保険は原則「死亡リスク」に備えるものです。

死亡や高度障害など万が一のことがあった時に遺されたご家族が困らないように、

「誰かのために」加入する保険です。

しかし新規や更新で保険に加入するときの保険料は、

年齢が上がれば上がるほど通常高くなります。

心配ばっかりして、余分な保険に加入して

「保険貧乏」になってしまってはいけません。

人生100年といわれるほど長い人生の中で

「死亡リスク」と同時に備えておかなければいけないものがあります。

死亡リスクと生存リスク

下の図をご覧ください。

死亡リスクイメージ

赤い線で描いた図形は、死亡リスクの1つのカタチです。

一般的に若い時の方が万が一の場合のリスク(遺されたご家族の困る度合い)は大きいと考えます。

収入保障保険や逓減定期保険が普及したのは、

この考えにあっていて保険設計がしやすく、保険料を低くしやすいということがあります。

生存リスク

しかし「死亡リスク」に備えただけでは片手落ち。

もうひとつ考えておかなければいけないものがあります。

青い線で描いた図形、

死亡リスクと生存リスク

「生存リスク」です。

定年をむかえ、収入減が見込まれる中で

長生きしたときに「資金は大丈夫か」、

介護や病気になった時に自分や家族が困る度合いは

高齢になればなるほど高くなると考えられます。

これを「生存リスク」と考えます。

「死亡リスク」の逆です。

2つのリスクに備える

現在のような長生き時代、さらに今後のインフレ、年金減等を考えると

「生存(長生き)リスク」に備えることは必須といえます。

昭和→平成→令和と時代は変わってきています。

ただ貯金しているだけで、ちゃんと定年まで働くだけで

「老後安心」の時代はとっくの昔に終わっています。

生命保険は賢く準備して、老後の生活費・医療・介護に対して

しっかりと向き合い準備することは非常に大事です。

早く始めた人がそれだけリードする世界です。

正しい情報をキャッチしてちゃんと備えましょう。

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私がこの記事を書きました

橋田新一郎(Shinichiro Hashida)
橋田新一郎(Shinichiro Hashida)あんしん俱楽部FP
生命保険協会認定シニアライフコンサルタント
2級FP技能士
大手保険ショップにて長年経験を積み、2,000件以上のご相談を承る。
趣味は休日のスポーツと旅行。

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