「時間のチカラ」はとても強力です。

2022年12月19日

本日の大手都市銀行の普通預金の金利です。

普通預金金利

この超低金利時代はかなりしばらくつづいています。

昭和の頃の感覚で「しっかり定年まで働いて退職金もらって」「貯金をしっかりとして」いれば「老後は年金もあるし」大丈夫。

という時代はすっかり消滅している気がしますね。

退職金や年金は自分でなんとかならないとしても自分で自分の生活資金は確保したいですよね。

そんなことを考えたときに、今のような金利で「預貯金」をコツコツ続けているだけで大丈夫なのでしょうか?

そこで今回は「金利」と「時間」をいくつかの例でみていただきたいと思います。

「積立かんたんシュミレーション」してみた

楽天証券さんのサイトに「積立かんたんシュミレーション」というものがあります。

積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)

目標額、毎月の積立額、積立期間、リターン(年利)をいろいろ変えながら手軽にシュミレーションできるとても便利なサイトで、わたしもよく利用しています。

利率0.001%・毎月10,000円で10年間貯金すると

利率0.001%・毎月10,000円で10年間

10年間頑張っても利息は60円。(実際には税金がかかるので40円程度になります)

少し悲しいですね。

利率5%・毎月10,000円で10年とすると

では金利だけ変更してみます。

投資信託では平均利回りが3~10%といわれていますが、5%でシュミレーションしてみましょう。

利率5%・毎月10,000円で10年間

やっとお金の増加分(濃い紫色の部分)が「見えて」きました。

税金を考慮しない状態で352,823円となりました。

「時間のチカラ」をプラスしてみる

では時間(積立期間)を変更してみます。

利率0.001%・毎月10,000円で30年間貯金すると

利率0.001%・毎月10,000円で30年間

利息は10年に比べると少し増えましたが539円。やっぱり悲しい・・・

では金利5%でさらに時間のチカラをプラスしてみます。

利率5%で30年なら毎月5,000円でも・・・!

利率5%・毎月5,000円で30年間

5%の「10年」に比べて、左のグラフのカーブがきつくなり、濃い紫の部分が多くなっているのがわかります。

このように金利と時間のチカラを借りると10,000円→5,000円の金額でも結果がよくなることもあり得ます。

時間を多くかければ、かけるほど「加速」がついてきます。


いかがでしたでしょうか。

資産運用はシュミレーション通りにはいきませんが、リスクと上手に付き合う正しい知識を身につけながら、正しく行うことは大変有効です。

逆に「運用なんて損するだけでしょ」的に他人事で済ませてしまうのもどうかと思います。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

ともいいます。近くに相談できる相手がいないときは是非「あんしん倶楽部」までご連絡ください。

オンラインでもお伺いします。

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私がこの記事を書きました

橋田新一郎(Shinichiro Hashida)
橋田新一郎(Shinichiro Hashida)あんしん俱楽部FP
生命保険協会認定シニアライフコンサルタント
2級FP技能士
大手保険ショップにて長年経験を積み、2,000件以上のご相談を承る。
趣味は休日のスポーツと旅行。